水仕事や、季節の変わり目や、空気が乾燥した日々が続くと悩みが大きくなる『手荒れ』。
1回手が荒れてしまうと、なかなか通常の肌の状態に戻らなくてつらいですよね。
私も手荒れに長年悩まされて、過去に本当にいろんなハンドクリームを試してきました。
市販のクリームでも成分によって手荒れが悪化したり、数ある市販のクリームの中から自分の手荒れに合うクリームを見つけることは本当に難しいです。
一時期私の手荒れが全く治らずに悩んでいたときに、シアバターを使ったアロマクリームのレシピを教えてもらい、実際に作って試してみました。
すると今までいろんなクリームを試しても落ち着かなかった手の荒れが、徐々に回復して肌の状態が整ったのです。
なくなっては作って、肌に欠かさず塗っているうちに、気が付いたら手荒れが治まっていました。
私みたいに市販のハンドクリームで、手荒れが治らずに困ってるがいるはず。そんな人の助けになれればいいな。
ハンドクリームジプシーの人に、シアバターを使ったアロマクリームの作り方を共有したいと思いました。
このレシピは植物オイルは使わずに、ちょっと贅沢にシアバターだけのシンプルなレシピです。
香りづけにエッセンシャルオイルも入れるので、塗った直後にエッセンシャルオイルのアロマのにおいも一緒に楽しむことができます。
手荒れが落ち着くだけでなく、心もとってもリラックスができるアロマクリーム。
このアロマクリームは手荒れ以外にも、全身に塗ることもできます。
・お肌の乾燥が気になる方
・お肌に添加物をあまり使いたくない方
にも必見です。
肌につけると溶けていくシアバター
今から作るアロマクリームに入っているシアバターについて、どんなものなのか少しだけ説明します。
シアバターはアフリカにある「シアバターノキ(シアの木)」の種子からとれる植物性油脂。
シアバターは常温だと固形です。
シアバターの融点が36℃~37℃なので、肌の上に乗せると体温で溶けて肌に馴染んでいくのが特徴です。
アフリカでは、昔から「食料品」や「燃料」「薬品」として用いられており、
傷口や火傷の手当
赤ちゃんのへその緒の手入れなどの万能薬
として使われてきました。
またシアバターは保湿力がとても高いので、ボディケア、ヘアケアやかゆみ止めとしても効果を発揮します。
そして、シアバターには「未精製」と「精製」の2種類があります。
〈未精製シアバター〉
・化学薬品を一切使用せずに、伝統的な製法で抽出している。
※色や香りが残っているのが特徴。
〈精製シアバター〉
・製品を安定させるために、不純物を取り除いてるもの。
※色と透明で、香りのくせがないのが特徴。
上記で説明したように、未精製と精製によって特徴があるので、選び方に悩む人は、
◎シアバター本来の自然の成分を使いたい人⇒未精製を使用する
◎バターの香りは入れず、アロマオイルの香りを引き立てたい人⇒精製されたシアバターを使用する
といったような基準で選ぶと使いやすいかともいます。
エッセンシャルオイル入りシアバターのアロマクリームの作り方
◇レシピ◇
材料
(クリーム容器30gを使用)
・容器30g
・ビーカー
・マドラー(竹串でもOK)
・シアバター 30g
・お好みのエッセンシャルオイル 6滴(濃度1%)
~硬めのシアバタークリームにしたい場合~
・容器 30g
・エッセンシャルオイル(精油) 6滴(濃度1%)
・シアバター 27g
・ミツロウ 3g
※ミツロウも未精製のものと精製の2種類がありますが、こちらもお好みで選んでください。
<精製オーガニックシアバター>
<未精製オーガニックシアバター>
↓エッセンシャルオイル選びに困っている人は、こちらの記事をよかったら参考にしてみてください↓
作り方の手順
- ステップ1ビーカーにシアバター30g(ミツロウを入れる方はここで一緒に3g)を入れ、
お湯を張った中にビーカーを入れて湯煎で溶かす。 - ステップ2竹串で溶けたシアバターミツロウを混ぜる。
- ステップ3エッセンシャルオイルを入れて、竹串で混ぜる。
- ステップ4冷めないうちに、準備した容器に溶けているビーカーの液体を挿入。
- ステップ5蓋をして、冷めるまで放置。
- ステップ6できあがり!
実際に私も作りましたが、びっくりするくらい簡単で感動しました。
インスタントヌードルを作るくらいの早さで、上質な手作りアロマクリームができてしまいます。
私は硬めのテクスチャーが好きなので、シアバターの中にミツロウを少しだけ加え、香りづけにはスイス人の友人が蒸留したラベンダーのエッセンシャルオイルを加えて作ってみました。
アロマクリームを肌に載せて、体温に馴染んだ時にふわっとあがってくるラベンダーの香りが、たまらなくいい匂いで、ずっとクンクン匂いたくなります。
塗った後も、べたつきも全くしなくて肌に浸透してくれるのでとても重宝しています。
シアバターのアロマクリームを作るときに気を付けること2点
アロマクリームを作る際に、気を付けることが2点あります。
①液状になったアロマクリームで火傷しないように気を付ける。
②アロマクリームに入れるエッセンシャルオイルに光毒性が含まれていないか確認する。
湯煎で溶かして液状になったアロマクリームは、容器に入れて固まるまで少し時間がかかります。
シアバターが液状の状態は、大変熱いので火傷しないように気を付けてください。
液状のアロマクリームを早く固めたい場合は、冷凍庫に15分ほど入れるとすぐに固まります。
アロマクリームをうっかり冷凍庫に長時間放置していると、カチカチになって固くて塗れなくなるので気を付けてください。
私は毎回冷凍庫に入れたことを忘れて、クリームをカチカチにしてしまいます。
エッセンシャルオイルの柑橘系の種類によって※光毒性が含まれています。
選んだエッセンシャルオイルの効能や性質を確認して、自身のお肌に合わない場合は、すぐに使用を止めてください。
※光毒性とは…肌についた状態で日光に浴びることでシミや炎症などの肌トラブルが起こること
まとめ
今回は、シンプルに「シアバターとエッセンシャルオイル」だけを使用した、贅沢なアロマクリームをご紹介しました。
シアバターは保湿成分が高いのに、塗った後はそんなにべたつかず、肌に乗せてもストレスになりません。
私も自分で作る前は、作るの難しそうと思っていましたが、材料さえあれば意外と簡単に作れちゃうことがわかりました。
私はハンドクリームとして使っていましたが、ハンドクリーム以外にも、
ボディークリーム
リップクリーム
ヘアケアetc…
など身体の乾燥が気になるところに塗ると、肌が保湿されることに加えて、エッセンスを加えたアロマの香りもふわっと香って優雅な気分に。
肌の乾燥が気になる人だけでなく添加物を肌につけたくない人も、自分で作ると使っている成分がわかるので安心して使うことができまね。
自分好みのテクスチャー、好きな香りにしてアレンジを楽しみながら、アロマクリームを作りを楽しんでください。
自然の力であなたの荒れたお肌と心も癒されていきますように。
応用編として、「ココナッツオイル&シアバターを使った手作りアロマクリームの作り方(容器30g)」もご紹介しています。
ワンランク上の保湿も体感してみてください。
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