ココナッツオイルは、キャリアオイルとしてもしっかりと機能を果たしてくれる優秀なキャリアオイルです。
前回はシアバターを使った天然アロマクリームのレシピをご紹介しました。
もっと保湿性の高いクリームを作ってほしい!
お友達に、もっとしっとりしたレシピを作ってほしいという要望に応えて、
今回はシアバターに『ココナッツオイル』を加えたアレンジ編の「ココナッツオイル&シアバタークリーム編の作り方」をご紹介します。
シアバターにココナッツオイルを加えることで、乾燥知らずのアロマクリームを完成することができます。
ココナッツはオイルはヴァセリン同様に保湿性が強いので、塗布する箇所を工夫してご使用くださいね!
ココナッツオイルはどんなオイル?
ココナッツオイルとは、ココヤシから取れる白い果肉の部分から抽出されたオイル。
温度によって、オイルの固さが変わっていきます。
ココナッツオイルの固さの変化
‐室温「25℃以上」⇒液状
‐「20℃から25℃」⇒クリーム状
‐「20℃以下」⇒固形状
ココナッツオイルには、「エキストラバージンオイル(VOC)」「バージンオイル」「精製オイル(RBD)」の3種類があります。
さらに3種類のオイルは、
「未精製」されたオイル、「精製」されたオイルの2分類があります。
・未精製オイル
圧搾して抽出したオイルと、水を加えて加熱して抽出したオイル。色と香りが残っているのが特徴。
・精製オイル
高温で圧搾したものを更に漂白や脱色したオイル。色は透明で無香料なのが特徴
低温で圧搾したもの→「バージンココナッツオイル(VOCオイル)」「エキストラバージンココナッツオイル」
高温圧搾して化学処理されたもの→「精製ココナッツオイル(RBDココナッツオイル)」
と覚えとくといいでしょう。
バージンココナッツオイルの中でも上質なのが、「エキストラバージンココナッツオイル」と呼ばれています。
ココナッツオイルには、以下の成分が豊富に含まれています。
脳や身体のエネルギーとして利用される「中鎖脂肪酸(MCT)」
善玉コレステロール値をあげてくれる「不飽和脂肪酸」
腸内環境を整えてくれる「ラウリン酸」
上記の成分だけでなく、ビタミンEの一種である「トコトリエノール」も含まれていて、肌の酸化を遅らせる効果が期待されています。
ココナッツオイルは本来食用。
ココナッツの油分が、乾燥や紫外線から肌をカバーしてくれることから、肌の保護としても使用されています。
南の国の人たちは、ココナッツオイルを「日焼け止め」や「ヘアケア」としても使っているそうですよ!
アロマクリーム(ココナッツオイル&シアバター)の作り方
材料
(クリーム容器30gを使用)
・容器30g
・ビーカー
・竹串
・お好みのエッセンシャルオイル 3~6滴(濃度0.5%~1.0%)
・ココナッツオイル 15g ☆
・シアバター 9g ☆
・ミツロウ 6g ☆
<精製シアバター>
<未精製シアバター>
<オーガニックバージンココナッツオイル>
<ミツロウ>
精製みつろう
未精製みつろう
↓エッセンシャルオイル選びに困っている人は、こちらの記事をよかったら参考にしてみてください↓
作り方
①ビーカーの中に☆がついている材料(ココナッツオイル15g、シアバター9g、ミツロウ6g)を全部ビーカーに入れて湯煎で溶かす。
②①の材料が溶けたら、お好みのエッセンシャルオイル3~6滴をビーカーに入れ、竹串で混ぜる。
③固まる前に、用意した容器に注いで蓋をして冷えるまで待つ。
④固まったらできあがり!
ココナッツオイルは肌の毛穴を詰まらせる?
ココナッツオイルは、ワセリンと同等なくらい保湿性が高いです。
厚く塗りすぎてしまうと、毛穴を詰まらせてニキビの原因になることも。
髪にココナッツオイルを塗布することがありますが、頭皮に塗ったときに吹き出物ができたことがあります。
髪に塗るときは、頭皮に付かないように気を付けて塗ってください。
まとめ
今回は、『シアバターにココナッツオイルをプラスしたレシピ』をご紹介しました。
肌質によっては、ニキビができてしまうココナッツオイル。
ですが、超乾燥肌で困っている人には効果が期待できる優秀なオイルです。
荒れた手肌や乾燥した髪の保湿にシアバターにココナッツオイルをプラスすることで、しっかりと潤ってくれます。
更に香りに自分の好きなエッセンシャルオイルを加えれば、お肌が喜ぶだけではなく心も気分も上がっていきますね。
ガサガサになったお肌や、乾燥しやすい寒い季節にも活躍してくれるアロマクリーム。
ご自身で作ることも楽しんで、手作りのクリームの経験を是非試してみてください。
保湿の前に、余分な皮脂を取り除いてスベスベ肌に。
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