以前国際結婚をしていたときの元外国人旦那は、なかなか本音を見せる人ではありませんでした。
別居する前日に、彼の最後のお願いを断ると、今まで見たことない元外国人旦那の姿を目の当たりにしてしまいました。
勝手に1人で日本を離れることを決めた挙句、私に金銭のサポートまで要求してきたのです。。
私の元から離れると彼が決めたのに、自分のことしか考えない元外国人旦那。
彼のお願いを断ったら、態度が豹変した出来事を今からお話します。
別れ際の切羽詰まった相手の要求を断ると本性が出てくる
相手の要求を断る。
こうやって聞くと、
困った人を助けないなんて非情な人間だ。
と言われるかもしれません。
これは、知らない人が困っている人ときにあなたが手助けをしないケースではなく、知り合ってある程度の期間を過ごしてきた相手に対して、あなたが手を差し伸べることを止めたときの状況でお話を進めていきます。
今まで手を差し伸べてきた人が手を貸さなくなったのには、手を貸さないと決めた過去や理由が必ずあります。
人間は切羽詰まったときに、心に余裕がなくなります。
そのときに相手があなたにどのような言動を取るか、最後の最後で相手の本当の胸の内が見えてくることだってあるのです。
相談無しにタイに逃げる元外国人夫
私たちの結婚生活は約1年(うち2カ月は元旦那がベトナムに逃亡)していたので、9カ月くらいしか一緒に暮らしていません。
(ベトナムに逃亡した話はこちらでもご覧になれます。)
当時は定住する場所もなく、転々といろんな街を移動しながらの生活でノマドのような暮らしのスタイルでした。
離婚前の当時は、大阪の民泊宿に2カ月間滞在で、離婚の話がこの時点で出ていました。
離婚をすれば、行き場をなくしてしまう。
そんなことを言っていた当時の元旦那の、
もし離婚するなら、彼の日本での滞在をどうするか、
それとも離婚をせずに今滞在している場所を延長して、2人の関係を改めるのか
今後の2人の関係も含めて、彼のこれからのことを2人で話し合おうとなりました。
その場で答えがまとまらなかった元旦那は、「数日後に改めて話がしたい。」と言ってきたので、私はその要望をしぶしぶ了承する形に。
数日後に話し合おうと言っていた元旦那は、数日後になっても今後について話し合う話を持ち出さず、彼から話を持ち掛けられたときには、最後に話し合いをした日から2週間が経過していました。
この時点で、私たちは当時滞在していた民泊を3日後にチェックアウトしなければなりませんでした。
元旦那は話し始めるや否や、私にこう言ってきたのです。
チェックアウトしたらそのままタイに行くことにした。
詳しい話を知りたい人は、こちらのエピソードで詳細を書いています。
タイに行くとは言っても、その時点でタイ行きのフライトのチケットは、まだ購入していませんでした。
もちろん私は、次の滞在先なんて決まっていません。
今後の2人がどうするか、それからどこに滞在するか話し合うはずだったのに、元旦那は1人で勝手に決めて出ていくというではないですか。
私には何も選択を与えず、彼のあまりにも勝手で心無い元旦那の心無い行動。
怒りではなく、今までに感じたことのない衝撃的な驚きが、初めて全身に震撼しました。
それと同時に、私の心は完全に打ちのめされてしまいました。
今まで結構悲しい思いや辛い思いはしてきたけど、今回は人生で後にも先にもないくらい衝撃。もう二度とあんな辛い思いしないくらいの打ち砕かれようでした…
与えられたたった3日間で、私はこれから滞在する場所を急いで見つけなければなりませんでした。
この時期は、コロナ感染がまだ蔓延していた時期。
宿泊施設は旅割が適応されていたため、安い宿は直前の予約だと満室・空室があっても、旅割が適応されて1泊1人2万円以上のお部屋しかありませんでした。
とてもじゃないけど、何週間もそんな高い金額のホテルには泊まれません。
だけど3日後には強制的に移動しなければならない。
そんな状態の中、焦りと悲しみに苛まれながら必死に宿を探せど、良い条件の宿は見つからず。
チェックアウト前日が迫ってきたときに、友人から電話がかかってきました。
今すぐにでも泊まりにおいで!
友人に今の状況を説明すると、かくまってくれることに。
少しの間だけ、友人のお家に滞在させてもらえることが決まりました。
連絡した友人は元看護士。
電話での会話中は、あまりにもやり場のない気持ちが出てきてしまい、電話越しで言葉にならないほど泣きじゃくってしまった私。
そんな苦しそうな私の声を聴いて、
Imoが出血多量だよ。私が緊急処置してあげるからね。
マリア様のようなことを言ってくれました。
身体だけじゃなくて、心まで処置してくれるのね。
こんな会話は、今となっては笑い話。
ですが、当時はどうやってあの状況を乗り切ったのか、所々の記憶がありません。
それくらい動くだけで精一杯なくらい、頭の中も心もぐちゃぐちゃでした。
かくまってくれた命の恩人である友人には、何と表していいのwからないくらい、言葉では言い表せないほどの感謝で溢れかえっています。
別れ間際に私名義の家族カードを持って出国しようとする元外国人旦那
大阪を離れる前日、元外国人旦那は私にこう言いました。
タイ行きのチケットを購入したから、みんなに僕たちが離婚することを家族や友達に公表していいよ。
私は唖然としました。
勝手に出ていく人間から、そんなことを口にできる神経が私にはまったく理解ができませんでした。
まだ離婚届も出してないのに、何でそんなことをあなたに言われないといけないの?
しかも離婚の手続きも手をつけない、役所での手続きも全て放棄して、全部私に押し付けて日本を出ていく元外国人旦那に、そんなこと決める権利なんてありません。
更に、彼は追い打ちをかけるかのごとく、私にこう言ってきました。
99%ないと思うんだけど、自分が持ってるクレジットカードがもし切れなかった場合に備えて、Imoがくれた楽天のファミリーカード持っていってもいいかな?
もし使ったらペイパルを通して返金するから。
カードはこっちでハサミで切るか郵送するよ。
元旦那が私を置いてベトナムに行くときに、海外保険に加入していなかったので、海外旅行保険が使えるように、楽天ファミリーカードを作って持たせていたクレジットカード。
ファミリーカードも、普通のクレジットカードと同様に海外保険は利用付帯なため、航空チケットなどの旅行代金をファミリーカードで購入すれば、海外保険が適用されるからです。
彼との討論、次の滞在先探し、そして離婚に向けていろんな準備をして、新たな人生のために何とかしていくことへの大きな不安がのしかかっていく。
彼と離れる直前の当時の私の気持ちは、憔悴しきっていました。
これ以上、余計なことも考えたくない。
そんな気持ちで、ファミリーカードをタイに持っていきたいという、元旦那の要望をそのときに了承しました。
カードを持っていってもいいと言ってから数時間後。
私たち2人の最後の晩餐に、私たちがいつも通っていたベトナム料理屋さんへ向かいました。
お店に着いて、料理を注文。
注文した料理がテーブルに届き、ご飯を食べているとふと思ったのです。
自分のことしか考えないで私の元から離れる人のために、何で最後まで私が尻拭いをしないといけないの?
正常な判断を即座にできなかった当時の私は、時間差で「彼の要求はどう考えてもおかしい」と思い始めたのです。
彼が日本を出ていく前に正気になって、家族カードを持たせることがおかしい、ということに気づいたのが唯一の救いでした。
外国人元旦那のお願いを断ったら罵声を浴びせられた
ベトナム料理屋さんのスタッフはみんなベトナム人で、よくそのお店に食べに行っていて、スタッフのみなさんも顔を覚えてくれていました。
ご飯を食べたあとも、スタッフの人たちや、お店にきていた他のお客さんも一緒に、お店は和やかな雰囲気。
会えなくなるのはさみしかったですが、スタッフのみなさんにお礼を言って、お店を後に。
お家に戻ったタイミングで、私は元外国人旦那に言いました。
日中に話してたファミリーカードの話なんだけど、やっぱりカード返して。
ご飯を食べてお店のスタッフやお客さんと話して、ご機嫌でニコニコしていた元旦那の表情が180℃一変。
なんで…?
離婚しようと持ち出したのも私だし、あなたに全て非があるとは思っていない。だけど私に何も言わずにタイに行くことを決めたのもあなたでしょ。私の元から離れた時点であなたはあなたの人生なんだから、私があなたをこれ以上助ける必要はない。
それにタイに友達も元カノもいるんでしょ?もしカード切れなかったら彼らに頼めば?
彼は以前、タイに1年住んでいたことがあります。
当時付き合っていたタイの元カノとも今だに仲良しだし、以前タイに住んでいた友達もまだタイに住んでいます。
だったら現地の知り合いに頼めばいい。
最後まで私を利用するなんて、虫がよすぎる。
お前は、関係が終わったそんなク〇みたいな態度を取るのか。信じられない!困ってる人がいるのに助けないなんて非道だ!
彼とは出会って離れるまで約2年。
彼から初めて汚い言葉を使って罵られました。(Fワードをめちゃくちゃ言われました)
このときの彼は、見たことがないくらい取り乱して、大声で私を罵倒してきました。
初めて見るそんな彼の姿に、なぜか私はすごく冷静でした。
この人、危機的な状況になるとこんな風になるんだ。
大声で罵る彼を怖いと感じる気持ちは全くなく、冷静に彼のことを判断していました。
元旦那はタイ行きを自分で決めて、「今後のバックアップのプランはある。」と豪語していたにも関わらず、どうなっていくかわからない、これからの漠然な不安が彼にもあったんだと思います。
これからの生活に、不安を感じるのは私も同じ。
何の猶予もなく追い出すような状況にしたのは誰?
彼が私に取った態度は、「僕は何もしないけど、Imoはいつも通りしてくれるよね。」という甘えとしか思えない。
何でこんな無責任な人と2年もいれたんだろう。
彼と出会って、このときに彼と一緒になったことを初めて、そして心の底から後悔しました。
そんなことを冷静に考えている中、元旦那は物にも当たり散らし始め、何かぶつぶつと私に言っていました。
何て言われたかはもう覚えてません。
覚えていないのは、もう彼とは終わりだと自分の中で覚悟ができたから、何を言われても興味もない、彼のことはどうでもよかったのかもしれません。
外国人元旦那は、今にも私に殴りかかってきそうな勢いで荒んでいました。
彼の豹変ぶりに、とにかく驚いた記憶だけが今でもしっかり残っています。
そんな荒んでいる元旦那に、私はこう言いました。
私のこといくらでも罵っても構わない。だけどもうあなたの今後の人生は私に関係ない。
自分のことくらい自分で責任取ったら?
どこまで私のもの奪っていくの?早くカード返してよ。
私がそう言うと、元旦那は財布からファミリーカードを取り出して、私に思いっきり投げつけてきました。
手のひら返しとは、こういうことを言うんでしょうか。
投げつけてくるなんて、屈辱そのもの。
それなのに、当時の私の心は麻痺していて、何の感情も感じることもできていなかった。
カードを投げつけられても、感情的に心を揺さぶられることがありませんでした。
これが彼の本当の姿なんだろうな。
カードを投げつけられたときに、全てを悟ったようなそんな感覚がありました。
これ以上、彼と話すことはありません。
私はなにも言わず、静かに投げられたカードを拾いました。
そしてカードをしまったあとは、シャワーを浴びて歯を磨いて、明日この場所を出ていく準備の最終チェックをして早く就寝しました。
次の日の早朝、元旦那が家を出る前に、私を起こすために声をかけてきました。
お家出るよ。最後のハグもしてくれないの?
彼の声に目が覚めましたが、疲れ切っていいた私は彼の顔すら見たくもなく、声すら聞きたくなかった。
だから寝たふりをずっとしていたら、元旦那が私の身体をゆすって起こしてきました。
さすがに目を覚ますしかなかったので、私は振り返って彼に言いました。
Good Luck.
一言だけ言い残して、私は再び布団をかぶって背中を向けて就寝。
彼は無理やり私を後ろから抱きしめ、大きなキャリーケースを2つ持って家を出て行きました。
これが、私たちが対面で交わした最後の会話でした。
まとめ 手助けを止めると別れ際に相手の本性が見えてくる
世の中には、相手のことを考えながら行動できる人もいれば、言葉巧みにあなたを操ってあなたからいろんなものを奪っていく人もいて、考えられないような行動を取る人が存在します。
だけど、初対面だとそんな一面を初っ端から出してくる人はそんなにいません。(たまに直感で気づいたり、あからさまな人もいますが。)
どんなに表面的にあなたに良くしたり、労わるような素振りを見せてきても、その節々で相手の言動や態度に少しでも違和感を感じたり、あなたが困っているときは何もしないのであれば、その人は自分のことしか考えていない可能性が高いです。
反対に、相手が困っているときの反応を注意深く見ると、その人が本当にどんな人なのか改めてわかることもあります。
さらに別れ際の言動や態度で、彼があなたにどのように想っていたのか、そして相手の本当の姿が答え合わせのように見えてきます。
私自身も2人のためと思って、元外国人旦那に対してサポートしたり、彼の要望に応えてきました。
だけど今までの彼の行動から、自分のことしか考えていないことに気づいたときには、私からいろんなものを搾取して、心身ボロボロになっていました。
どんなに相手のために手助けをしても、相手が自分のことしか考えないような種の人間であるなら、あなたがただ消耗して壊れていくだけ。
あなたのことを本当に想っている人であるなら、どんなに些細な大したことない手助けでも、あなたに何倍にもして返してくれます。
言う間でもありませんが、人に対して誠意を持って接する気持ちは、尽くしたり、手を差し伸べる相手を間違えてはいけないことが前提なことを忘れてはいけません。
みなさんが相手選びを間違えずに、末永く幸せな関係をパートナーと築けることを、Imoは心から応援しています。
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