外国人と出会って、遊びに行ったり、飲みに行ったりといい感じになるも、デーティング期間から脱却できずに、次のステップに進むのが意外と厳しい「国際恋愛」。
真剣な交際ができないまま、関係が終わってしまった人も多いはず。
私も過去に海外で意中の人と結ばれずに、悲しみに明け暮れた日々もありました。
ワーキングホリデーで、ニュージーランドに住んでいたときは、出会った何人かの外国人に特別な恋愛感情を持っても、結局は真剣な交際にまで至らずに儚く終わっていくこともしばしば。
次の関係まで発展できなかったニュージーランドのワーキングホリデー時代とは裏腹に、その後のワーキングホリデーで滞在していたカナダでは、人生で初めて外国人と真剣な交際を経験しました。
国際恋愛をしたい人や興味がある人は、
どんな感じで外国人の恋人を作るんだろう?
と、疑問に思う人も多いのでは?
ニュージーランドのワーキングホリデー時代に、国際恋愛成就全敗だった私がカナダでどうやってカナダ人の彼氏ができたのかを、今からご紹介したいと思います。
国際恋愛を成就するための戦略方法を書くよりも、実際に体験したことを書いた方が手っ取り早いし、イメージもつきやすいと思ったので、エピソード形式で書いていきますのでお付き合い下さい。
外国人彼氏を作るために必要な心得
気になる外国人とデートして一緒に過ごしたり、カップルのようにラブラブなことしてるのに、次の関係にステップアップすることができなくて、悩んでいる人も意外と多いのでは?
気になる外国人の相手と深い関係になりたいのであば、まずデーティングというものをしっかりと理解することが前提だと考えています。
デーティングを理解した上で、
・相手の国の文化や言葉に興味を持てるか
・はっきりと意見を言ってコミュニケーションを大事にできる
・相手の国でも住むことに覚悟ができるか
・柔軟にどんな状況でもポジティブに楽しめる
・精神的、経済的に自立している
・自分軸でいられる
・色眼鏡でみない
国際恋愛を成就していくために、いろんなことを心得て行く必要がでてくることを、自分自身の経験を通して学びました。
この心得について、詳しい記事を書いていますので、こちらをご覧ください。
カナダのWH中にカナダ人彼氏と付き合うまでのエピソード
当時ワーキングホリデーで、カナダのバンクーバーの郊外に滞在していた頃、カナダ国内を車で旅をしようと、計画を立てていました。
当時私が住んでいるエリアには、日本人を見かけることがほとんどないエリア。
日本人はおろか、友達自体が1人もいない…
誰かと一緒に旅をしたいなぁ。
英語を話し疲れて日本語も話したいなぁと思っていたころでした。
そこで旅仲間を探そうと決意、カナダ在住の日本人コミュニティサイトの掲示板に旅仲間を募集してみることに。
掲示板の募集後にコメントがないかなぁと覗いてみると、すると1人の日本人女性から、「一緒に旅に行きたい。」とのコメントが書かれていました。
速攻返信、そして連絡先も交換してとんとん拍子で彼女に会うことに。
とても気さくで楽しい人で、一気に意気投合しました。
会ったその日に一緒に旅をすることが決定。
バンクーバーから車で5時間ほどに位置するオカナガン地方に行くことになり、私の車でロードトリップをすることにしました。
彼女は私と旅をする1週間の後に、他の友人とロッキー山脈に行くプランがすでにあったので、その彼女とは期間限定の旅。
なので、旅が始まった1週間後には彼女とお別れ。
せっかく見つけた旅友達だったのに、また1人ぼっちに…
カナダ人彼氏との出会いはホステルの駐車場
彼女との最終日は、ロッキー山脈のある町まで向かう長距離バス乗り場まで、彼女を車でお見送りました。
お見送りした後は、予約していたホステルへ向かって車を駐車。
チェックインをするために、ホステルの受付に行こうと車から出てホステルへ歩いていました。
すると、同じ列に車を停めていた、同じホステルに滞在しているカナダ人男性に遭遇。
彼の肩には、たくさんのりんごが入ったカゴを担いでいました。
当時の私は、フルーツピッキングのお仕事を探していたため、
「仕事をしているのか、それとももらったのか」
を知りたくて、すぐさま彼に声をかけていました。
なんと彼は、りんごのピッキングの仕事からの帰りでした。
私は早く仕事を見つけて働きたかったので、
私もその仕事がしたい!
と彼に訴えると、
一緒に仕事してもいいよ。僕と一緒に働く?
と、彼からまさかのオファー。
こんなに早く仕事が見つかるなんてラッキーだ!
なんて思っていたら、友達と離れて寂しかった心が、いつの間にかどこかにいっていました。
彼は1週間後に、他の地方で次のお仕事が決まっていて(これもフルーツピッキングの仕事)、彼が働いていたりんごのピッキングの仕事は、ホステルに滞在している間だけの日雇いの仕事でした。
なので、私は次の職場から参戦させてもらうことに。
ホステルの路上駐車場で出会い、数分で一緒に働くことになり、ここから24時間ずっと彼と共に過ごすことになるのです。
彼はヒッピーなカナダ人だった
今思えば出会って間もないのに、一緒について行く私も思い切った行動を取ったなと、今でも自分が信じられません。
だけど、同年代のカナダ人の友達が初めてできてうれしかったこと、それ以上に彼の見た目が風変りでワイルドな姿が、正直私自身も彼に興味が湧いていました。
まず彼の身長が、200㎝近くありました。
本当に背が高かった。
ただでさえ、高身長で存在感があるのに、髪の毛も背中まであるドレッドヘアーで(ボブマーリーを崇拝していました)、ハーモニカを吹いたり、ウクレレを弾いたり、ジャグリングをしたり…
ウクレレは、ボブマーリーの「One Love」を弾いて歌っていました。
そしてサーフィンをこよなく愛する海も好きな男子。
海というより自然がすきなひと。カナダ人ってかんじですね。
路上駐車場で出会ったときに、靴も履かずに素足で歩いてリンゴを担いでいた姿が、私からするとすごく魅力的に見えてしまいました。
文章で書いているだけでも、彼のヒッピー感が伝わります。
カナダ人男性の性格と好きになるタイプの女性についても書いているのでよかったらご参考までに。
出会った初夜にホステルのラウンジで身体を求めてくる
出会った日の夜は、ホステルに泊まっている旅人達やホステルのスタッフたちと、みんなでご飯を食べたり、お酒飲んでわいわいみんなとにぎやかな夜でした。
シーズン中のホステルは、毎晩どんちゃんお祭り騒ぎです。
夜中を過ぎると、
部屋にもどって就寝する人や、外のテラスで飲みながら話をする人、
そしてホステルの中にあるラウンジで、映画を観てリラックスしている人、
ソファーや床に寝っ転がって、映画を観ながらそのまま寝てる人がいたり…
みんなそれぞれのことをしていています。
私と彼もラウンジで映画を鑑賞。
夜中の2時をすでに回っていて、お酒も結構飲んでいて結構酔っぱらっていたので、そろそろ寝ようかなぁと考えていました。
ふと隣に座っている彼を見ると、彼がソファーに深く座って私をじーーっと見ていました。
すごい私を見てるなぁ…
と思いながら、彼を見て私はなぜか彼の膝の上に座ってみたのです。
このとき私も酔っぱらっていたので、正常な行動がうまくとれていませんでした。
なんだか座り心地がよさそうだから座ってみよう。
という意味のわからない思考で、彼の膝の上に座ってしまいました。
彼の膝の上に座って、振り返って彼の顔を見るとキスをしてきました。
目が合って見つめ合う状態になると、人って自然とキスをしちゃうものなのですね。
そこからは彼が私の身体を触り始めて、下半身に手が動いてきました。
彼のその行動で、一気に目が覚める私。
下半身に届いた彼の手を摑まえ、暴走している彼の欲望を阻止しました。
酔っぱらっていましたが、初めて会った人と初日にセックスをしないのが私のルール。
私は彼の手を優しく払って彼に、
遅いからもう寝るね。
と言って、寝室へ向かいました。
立ち上がって寝室に向かおうとしたら、彼も後ろから付いてきていました。
私が泊まっていた部屋は、女性専用の3人部屋。
一緒に寝るとさすがに他の宿泊者に迷惑がかかるので、「一緒には寝れない。」と彼に伝えましたが、
一緒に寝るだけだったら迷惑にならないし、Imoと同じ部屋の子は友達だから、僕が寝てても大丈夫だ。
さっきあれだけ私の身体触ってたのに、何もしないで一緒になんか寝れるわけないでしょ(笑)
と、彼に言っても、
何もしないから信じてくれ。
一向に彼からは引きませんでした。
日本でも、初めてのデートでラブホテルの間で、
「絶対何もしないから!」と、女性に訴えてる場面と被りますね。
一向に引かない彼の意思の固さを感じたので、私が折れて同じベッドで寝ることに。
隣で寝ている彼から、こう言われました。
寝るだけはかなりきついなぁ…
だけどその日彼は、朝まで本当に手を出してきませんでした。
朝目が覚めてからも、彼は変わらず仕事の話をしてくれたり、ホステルで出会った人たちや彼のお友達とのお出かけに私を誘ってくれたり、初日にセックスをしなくても普通に接してくれました。
出会った初夜に私の意思を尊重して、やりたい気持ちを押さえたこの人なら一緒にいても大丈夫かな。
出会った次の日から、彼と恋人のようなデーティングの期間があっという間に始まりました。
次の仕事先の移動中に車の接触事故に遭う
次の仕事先は、私たちが出会ったホステルから車で2時間近く離れていたので、ホステルを離れなければなりませんでした。
ホステルで出会った仲間たちと泣く泣くお別れをして、仕事先がある町まで出発。
私たちはそれぞれ自分の車を持っていたので、彼を先頭に自分の車で向かいました。
本当にバカな話ですが、目的地へ向かう途中のハイウェイで私が車の事故を起こしてしまいました。(話すと長くなるので割愛します。)
後方からの衝突事故で、私の車は思いっきり潰れてオイルが漏れるくらいの大事故。
車はけん引されることになり、ボロボロになった自分の車から必要な荷物だけ取りだして、荷物と私は彼の車へ。
事故を起こしたショックを隠せないまま、次の日からはフルーツピッキングのお仕事も始まりました。
母国を離れてこんな大事故を起こして、慣れない英語で車の保険会社とのやりとりをしたり、新しい環境のストレスで、心からその環境を楽しむことができませんでした。
そんな姿を見ていた彼が、保険会社の他にけん引された車の手続きなど、できる限りのことを手伝ってくれました。
カナダ人の彼から告白をされる
ホステルから離れた途端に、車の事故という衝撃的な出来事や新しい環境の移り変わりの早さで、
彼と出会ってあっという間に1カ月が経とうとしていました。
ある日彼から、
星を見ながら就寝しよう。
と言われ、公園に行ってエアーマットレスを膨らませて、星を見ながら横になっていました。
仕事で疲れていたのもあってうとうとしていると、彼からこう言われました。
Do you wanna go adventure or build up with me?
日本語にすると、「君はこれから僕と一緒に冒険したいの?それとも関係をもっと築いていきたいの?」という意味になります。
ですが、当時の私は眠くて頭が回っていないことと、そして”build up”の意味をよくわかっておらず。
”ここで冒険をしたいのか、それとも私たちが横になっている、エアーマットレスを膨らませたいのか。”
と聞いてきたのかと、勘違いしてしまいました。
‘build’は建てるって意味なのに、何で”冒険”と関係あるの?
あっ!膨らませることをbuildで表現するのか…?
彼はエアーマットレスの話をしているのかな?!
と、とんちんかんなことを考えていました。(当時の私の解釈の無さ…)
エアーマットレスにはちゃんと空気が入っているよ。
と伝えると、彼は恥ずかしそうに、
いや、エアーマットレスじゃなくて、僕たちの関係を進展させたいのか聞きたくて…
と言われて、ようやく”build up”の意味を理解することができたと同時に、これが彼からの告白だということも理解しました。
うとうとしていた私の眠気も、一気に目が覚めてしまいました。
こんな大事なこと聞いているのに、
「マットレスは空気入ってるよ。」
って。
空気を吸えていないのは、私の方でした。
空気もまともに吸えていない(読めていない)私は、
どっちも欲しい。
と、更に空気の読めない返答をしました。だってどっちも欲しかったんだもん。
だけど、彼は嬉しそうに微笑んでいました。
そんな私の勘違いな解釈から、正式に恋人同士として、お付き合いがスタートすることになりました。
彼が告白してきたのは、私たちが初めて出会ってから1カ月後のことでした。
関連記事で、国際恋愛していてよかったことを書いてますので、興味のある人はどうぞ。
カナダ人彼氏と付き合う前に出会ったおじさんに告白された話も書いてありますので、こちらもよかったら覗いてみてください。
毎日一緒に過ごすと本格的に付き合うまでの期間が短い
一般的にデーティング期間から交際に至るまでは、平均的に2~3カ月くらいと言われています。
私は出会ってすぐ彼に興味を持っていましたが、
一緒に過ごしてみて、問題なければ付き合ってみよう。
と焦らず彼と毎日を過ごしていたら、出会ってわずか1カ月で彼から告白をされて付き合うことになりました。
出会ったその日から、毎日一緒に行動していたことで、お互いのことをより早く知ることができた
ことによって、他のカップルに比べて早い段階で、本格的な交際に進展したと推測しています。
ちなみにこの彼とは、結婚も視野に入れた真剣な交際を、3年間していました。
この相手とは、結婚していません。
デーティングの実態について、もうちょっと詳しく知りたい人は、こちらの記事に書いていますのでよかったらご覧ください!
あなたに向ける彼の行動を見ることも大事
デーティング期間は、正式なお付き合いではないので他の人とデートできてしまいます。
彼とのデーティング期間中は、一緒にいないといけないというルールがあるわけでもないのに、ヒッピーなカナダ人は他の人のところへ行くこととなく、いつも私と一緒に過ごしていました。
彼と付き合うことにした理由は、
・出会った初夜に、私の意思を尊重してくれたこと
・デーティング期間中に、他の人とデートをすることもなく、私1人に絞っていたこと
上記の2点が決め手になりました。
外国人と真剣な交際が始まる前に、あまり告白をされない風潮があることを聞いていましたが、
彼は言葉にして、「今後2人の関係をどうしていきたいのか」を確認してきたところも、とても好感を持てました。
デーティングで他の人とデートしても構わないとは言え、よく考えれば本当に好きなら相手が目の前にいれば満たされるから、他の人のところに行く必要はないですもんね。
まとめ
カナダ人の彼は私と出会うまで、日本人と1度も付き合ったことがありませんでした。
恋愛が進んでいく流れが、日本と彼の国では若干違うことも彼はもちろん知らず。
当時もし私がデーティングという文化を知らずに、カナダ人の彼と一緒に過ごしていたら、
彼とデーティングの期間に、どういう距離感で一緒に過ごすかわからず、彼の行動が理解できなかったはずです。
そして出会った日の夜に雰囲気にも流されて、身体の関係を持っていたと思います。
割り切った関係であれば、一夜限りでも問題ありませんが、私の場合は基本的に身体の関係を持つと、相手のことをもっと気になってしまう性質があります。
セックスしたあとに1人で気持ちが盛り上がって、付き合ってると勝手に勘違いして彼女面をして、
そんな態度で相手を惑わせて、結局交際まで行かなかったことが想像つきます。(過去に経験あり。)
こちらにエピソードを書いているので興味があればぜひ。めちゃくちゃ痛い女でした…
相手を惑わせないためにも、そして何よりもあなたの心が傷つかないためにも、デーティング文化を把握していることが、国際恋愛を成就させるカギになります。
恋愛に正解はありません。
気を張って頭でっかちになって、あなただけの意思を相手に押し付けるだけではなく、相手の意思や考え方も上手く受け入れて、お互いに良い関係を築いていけるように、Imoは応援していますよ!
外国人と付き合う準備はできていますか?
気になる彼ともっと近づくためにこちらの記事を見て、もっと魅力的なあなたを見せつけてやりましょう!
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