みなさんは外食をするときに、どこで食べようか見つけたら、マップで気になるお店を探して、お店の口コミや評価を確認することはありませんか?
行ったことのないお店であれば、どんなお店か知りたいし、できればハズレは引きたくないもの。
料理の味は好みだったり、接客の態度は人によって受け取り方がみんな違います。
なので外食するときは、行こうと候補に入れているお店の評価とか口コミを気にしておらず、飲食店探しをするときは、以前まで高評価のレビューだけを確認程度でみていました。
良い口コミでしかお店を評価していなかったことが災い、悪いレビューを観ていなかった私は、ある日のとある某トルコ料理レストランでひどい経験をしてしまうことに。
その出来事以来、外食に行くときはお店の口コミを良い評価だけではなく、悪い評価を重点に毎回確認するようになりました。
グーグルマップのお店の口コミの信ぴょう性は、賛否両論あると思います。
良い口コミよりも、評価の低い口コミの内容の方が信ぴょう性が高いのかな。
と、某トルコ料理レストランで被害に遭ったときに気づいたのです。
今回は某トルコ料理屋レストランの最悪な体験と、グーグルマップに書かれてあった口コミが一致していたことをお話しようと思います。
※お店のことを考慮して、店名は出しません。
低評価のコメントの方が信ぴょう性が高い
Googleマップに記載されている、お店の口コミをみるときのポイントは、
評価の低い口コミを参考にして、お店に行くか判断をすること。
良い口コミは、純粋に美味しかった感想を口コミに書き込んでいる人もいます。
しかしそんな良い口コミの中には、お店から良いコメントを書いてほしいと頼まれたり、お店の知り合いが良いように書き込んでいる口コミも紛れ込んでいるの事実。
悪い口コミの中に、良い口コミと同様に悪意を持って書き込んでいる人もいます。
ですが、本当に評価の低いお店に書かれているコメントは、
‐食事の提供時間が遅すぎる
‐スタッフの態度が悪い
‐値段がメニューのクオリティと似合った金額ではない
‐お店の清掃が行き届いていないetc…
など、いろんな人がどれも似たような内容を、評価1でたくさん書き込んでいることが多いです。
全体の口コミの数を把握した上で、良いコメントももちろん、悪いコメントも同じようなことが、どれだけ書かれているか見極めていくことが大事になります。
私も以前までは、グルメサイトやグーグルマップの口コミをあまり真に受けておらず、悪い口コミよりもいい口コミを見て判断していました。
とある某トルコ料理レストランへ入店したことをきっかけに、良い口コミだけでなく悪い口コミを重視して、お店選びを判断するようになりました。
(この出来事だけでなく、海外の飲食店でも悪い口コミは見た方がいいと、再確認した出来事もあります書いています。【カナダ】チップは払うべき?レシートを皿に捨てるレストランウェイターの接客態度)
Googleアカウントがあればだれでも書き込める
まずGoogleマップとは何なのか簡単に説明します。
Googleマップのクチコミとは、Googleマップで店舗や施設検索を行った際に表示されるユーザーの投稿です。実際に店舗に訪問した際の印象、従業員の対応、飲食店であれば味の評価などが投稿されています。
引用URL:Canly「Googleマップのクチコミを表示させる方法とクチコミへの対処法について解説」
Googleマップの口コミには、
- レストランやカフェの料理の味や品質に関する評価
- 観光地や公園の雰囲気やアクティビティに関する感想
- お店や施設のサービスやスタッフの対応についての意見
- 場所のアクセス方法や周辺環境に関する情報
- 価格や料金についてのコメント
上記のような内容が主に含まれています。
Googleマップの口コミは、グーグルアカウントを作成している人であれば、誰でも書き込みが可能。
Googleアカウントを持っていない人は、書き込みはできなくても、第三者によって書かれたレビューを誰でも閲覧することができます。
Googleマップの口コミは、金銭や商取引が禁止されていることから、利用者の率直な感想を買い込むことができることから、口コミ内容の信ぴょう性が高いと言われています。
また、Googleの口コミのガイドラインで、お店側も否定的なクチコミの投稿を妨げたり、禁止したり、肯定的なクチコミを個別に顧客から募ったりすることができません。
なので口コミが、個人的な感情で書き込んでいるのか、事実をそのまま書いてくれているのか自身で判断していく必要があります。
マップの写真を見て某トルコ料理レストランに入った
それは2022年の秋ごろ、大阪に滞在してたときのお話です。
元旦那と難波を歩いていて、お腹がすいたのでグーグルマップでトルコ料理屋を探していたら、私たちがいた場所の近くにあるトルコ料理屋さんを発見。
口コミはいつものように、関連度の高いコメントだけをざっと見て、写真をメインに見ていました。
外観がトルコの雑貨の装飾がすごくキレイで、雰囲気のよさそうなお店。
さらに私たちがいた場所から歩いて数分の場所にあったので、予約はせずに即決めしてすぐさまそのお店へ直行したのでした。
入店直後からとにかく待たされる
お店に到着すると、平日の夜だったからか店内は満席ではありませんでした。
4組ほどお客さんがいて席にも余裕があり、そこまで忙しくなさそうな雰囲気。
私たちが到着したときには、ホールにはスタッフの姿はありませんでした。
席に案内してもらうために、お店のスタッフがホールに出てくるのを入り口で待っていました。
しかし何分経っても、ホールにスタッフが出てくる様子が全くありません。
私たちが待っていたすぐ目の前のテーブルに座っていたお客さんが、私たちの状況を見て彼らも店内を見渡してスタッフを探している様子。
そわそわしていると、飲み物が乗ってるトレイをぎこちない姿でキッチンから飲み物を運んでいいるスタッフが1人ようやく出てきたのでした。
この時点で、お店に入ってスタッフが出てくるまで10分かかっています。
その後ろから日本人の女性スタッフも登場。
おそらくアルバイトの子と、店長をされている日本人の女性。
アルバイトの動きを見ると、まだ仕事に慣れてなさそうでした。
そして話し方も片言だったので、おそらく日本人ではなさそう。
新しいバイトの子でキッチンで丁寧に教えてたのかな。
待たされた不満な気持ちをぐっと押さえながら、席に案内されるのを待っていました。
キッチンから出てきて、ようやく私たちのことに気づいた日本人女性スタッフ。
「お待たせしました」の一言もなく、喧騒な顔をして私たちに一言。
空いてるテーブルに座ってください。
すごい不機嫌そうな女性のスタッフの態度にびっくりした私と旦那。
お互いの顔を思わず見合ってしまいました。
なんだか嫌な予感するなぁ。
日本人スタッフに言われるがまま、空いているテーブルに座りました。
数分後に日本人の女性スタッフが、メニューを持ってきて何も言わずに席を離れます。。
食べたい料理も決まったので、ちょうど近くにいたアルバイトの子に声をかけて、料理を注文しようとしました。
少々お待ちください。
そのアルバイトの子が、日本人女性スタッフを呼びにいきました。
日本人女性スタッフが代わりにやってきてオーダーを取りました。
私たちは、
・前菜のヤブラク(ブドウの葉のスパイシーピラフ炒め)
・ホモス(ひよこ豆で作ったペースト状の食べ物)
・ヨーグルトアダナ(牛ひき肉にヨーグルトとトマトソースがかかったもの)
という料理の注文をしました。
そして、日本人スタッフから飲み物の注文を聞かれます。
食後にコーヒーを飲みたかった私たちは、「食後にお腹に余裕があったらコーヒーを頼みます。」と言って、そのときは飲み物は注文しませんでした。
日本人女性のスタッフが注文を受けに来て、私たちの席を離れて少し経ったあとも、スタッフがお冷を持ってくることはありませんでした。
このお店は飲み物を頼まないとお冷をくれないのか、それともお冷はセルフで取りに行くシステムなのかどっちなんだろう…
そう思った私は、店内を見渡してみましたが、セルフでお冷を注ぐ場所は見つけられず。
早くお冷が欲しかったけど、慣れないアルバイトのスタッフと、不機嫌そうな日本人の女性スタッフを見て、あまりスタッフを急かしたくありません。
なので、スタッフが私たちの注文した料理を持ってくるきにお冷を頼もうと思い、その場でスタッフを呼ぶことはしませでした。
「前菜だったらすぐに来るだろう。」と予測していて、スタッフを呼び止めることなく前菜がくるのを待っていました。
しかし20分経過しても、私たちのテーブルにスタッフが、料理を持ってくる気配が一向になく。
20分はさすがに長い。
しびれをきらした私は、スタッフに声をかけてお冷をいただくことに。
声をかけた時も、日本人の女性スタッフにすごく面倒くさそうな顔をされる始末。
ようやくお冷をもらうことができました。
お店のレビュー評価は1で半数を占めていた
入店の瞬間からスタッフから案内されるまで10分かかる。入り口料理もこない。お冷すら持ってきてくれない。
私たちだけこんなに待たされいるのだろうか…
さすがに疑問に思った私は、このトルコ料理レストランの口コミを、グーグルマップで改めて確認することにしました。
口コミのレビューのところまでスクロールすると、1番上からたくさんの星1のレビュー。
そして、不満のコメントがわんさか書かれているではありませんか。
店員さんの態度も料理の味も最悪だった。
サービスは遅すぎ。食べ物は高価でひどいもの。
サービスと食事に満足していません。価格も驚くほど高い。
信じられないほど残念。誤解を招く食べ物のメニュー。長い待ち時間。少量で平凡な食べ物、高価。
トルコ料理ということもあり、口コミを書いている人たちは外国人が多く、トルコ出身の人も口コミを書いていました。
212件のうち半数以上が評価1。
上記のようなコメントの内容ばかり書かれている。
このレビューを見て、元旦那と驚愕してしまいました。
何人もの人が「このお店に来ないで」とまで書いているほどでした。
評価の星が1つばかりで、ここまで書いている内容も同じような悪い評価で溢れたレストランの口コミを見たのは初めて。
もちろんそんなお店には、今までで一度も行ったことがありません。
本当にこんなお店があるんだ、と驚きを隠せませんでした。
グーグルの口コミを改めてみた時、このレストランにきたことをすごく後悔してしまいました。
私たちは、この時点で入店して30分は経過していました。
料理を頼んで一品目も来ていない状態。
だけど、頼んでしまったから帰るのも作っているシェフにも申し訳ない。
不満の気持ちはぐっとこらえて、頼んだ料理は食べようということに。
お冷をもらった5分後に、ようやく前菜のヤブラクが届きました。
口コミで書いていた通り、写真よりも貧相な盛り付けと量。
写真では大きなヤブラクが4本入っていましたが、実際に来たヤブラクは、写真のヤブラク2本を半分に切って4つにしたものが出てきました。
この一皿にしては少し高いなぁ…
写真と全く同じ料理を出すことは不可能です。
ですが写真の盛り具合と、実際に出てきたヤブラクの大きさと量のギャップがあまりにも大きい。
料理の大きさは、実際に掲載されているメニュー写真の半分の量ということになります。
そこから更に15分後、ようやくフムスの料理がやってきました。
フムスの味は美味しかったけど、こちらも量の割に値段が高かったです。
他店のフムスの約2倍に近い金額でした。
そして最後のメインのケバブは、フムスがきて10分後くらいに到着。
この料理が1番びっくりでした。
まずハーフサイズの2本の牛ひき肉の棒ケバブを、半分に切ったものを上に4枚にして乗せていました。
メニューの写真は、半分にスライスされていない、4本の棒ケバブが豪勢に並んで写っているのに。
プレートの底には、ピタパンのようなものが敷き詰められていて、ヨーグルトとトマトソースがかかっているだけ。
ソースの味も、市販のトマトソースとヨーグルをちゃちゃっとかけただけの味。
味付けがされていない「ただのトマトソースとヨーグルト」の味だけ。
味気ないというはこういうことを言うのか。
お皿も大皿ではなく、少し底のある中皿で盛り付けられていました。
さらには、レンジでチンをしたような温かさ。
料理が出来上がって、すぐにテーブルまで提供できなかったのかもしれません。
それでも素人の私でも、しっかりと火で鉄板が熱くなっていないことは、プレートを見ればわかります。
このクオリティーで、1,800円(税抜き)で提供。
料理を見て、思わず絶句しました。
私はトルコという国へ訪問して、本場のトルコ料理を食べたことがありません。
ですがトルコ料理は、日本国内で何店舗か経験したことがあります。
今まで食べに行ったトルコ料理レストランで、こんなに落胆するような料理を食べたことがありません。
さすがにこれはない、あんまりだ…
味覚は好みがあるとは言え、美味しいとは嘘でも言えず、全く手が進まず…
一方で元旦那の母国はトルコからの移民もたくさんいる国で、トルコ料理屋さんもたくさんあります。
トルコ料理も何度も食べたことがあるし、実際に彼は中東の国にも行ったことあります。
中東地域だけでなく、世界中でトルコ料理を食べ回っている元旦那は、トルコ料理がどんなものなのかはわかっています。
食べることが好きなグルメな元旦那でさえ、「何てひどい料理なんだ」と失望していました。
日本人女性スタッフにクレームを出す元旦那
これ以上頼むのはやめて、他のお店でお口直しをしよう、ということになった私たち。
注文した料理も全部届いていたので、食べることを中断して料理を残してお会計をすることに。
(本当はしたくないけど、注文した料理は全部食べることができませんでした。)
お会計時に、元旦那が日本人の女性スタッフにこう言いました。
料理の質に対してこの値段は少し高すぎじゃないか?僕は世界中でトルコ料理をたくさん食べてきたけど、こんなにひどい経験をしたのは初めてだよ。
しかもグーグルの口コミをちゃんと確認してるのか?あれだけ酷いこと書かれてるのに改善しないのは何で?今に始まった酷いコメントじゃないだろ?本当に信じられない!
普段怒らない元旦那が、クレームをスタッフに直接伝えたのです。(日本女性のスタッフは英語話せました。)
普段は「怒る」という感情を、どんなことがあっても露わにしない元旦那。
感情をむき出しにして主張している姿を見たのは、彼と出会って初めてでした。
よっぽどおかしいと思ったのでしょう。
接客中は私たちに面倒くさそうに接していた態度から一変、
さっきの態度はどこへやら、日本人女性スタッフは急に小さくなって、ただ謝ることしかしません。
一貫性のない彼女の態度に、言葉を失います。
結局お会計を半額にすることで、話が終わりました。
私たちからしたら、食べた分の値段を安くしてほしくて、そんなこと言ったわけじゃないのに。
この出来事は、2022年の10月ごろでした。
私たちが食べに行った以降、このトルコ料理レストランの口コミは、以前と変わらず評価星1つでコメントが多く書かれています。
何にも改善されていないようですね。
あの日本人女性スタッフは、私たちが主張していることを何ひとつとして、理解できていないことが評価を見てわかりました。
まとめ
外食するときは、必ずといっていいほど確認するであろう「お店の口コミ」。
口コミを確認しないで食べに行ってしまうと、ときには嫌な経験をしてしまうことに。
個人的に感じたことを、そのままレビューで書いてくれる人が大半です。
中にはお店側が口コミの評価を上げるために、お客さんや共通の知り合いに、高評価のレビューをお願いするお店が存在するのも事実。
飲食予約サイトでは業者に頼んで、良い評価の口コミを書き込んでもらうお店すら存在します。
その一方で、お店の営業妨害になってしまうくらい、悪い評価でひどいコメントを残す人がいるのも事実です。
ですがお客さんに対して、お店側の営業に否があるのであれば、あなただけではなく他の人も同じようなコメントを残すことも想像ができるはず。
グーグルマップの口コミは、
金銭や商取引を禁止していること
利用者の率直な感想を買い込むことができる
ことから、他の飲食予約サイトに比べて、口コミの信ぴょう性も高くなります。
また店側は、グーグルマップの口コミに書かれた、否定的なクチコミの投稿を妨げたり、禁止することはできず、肯定的なクチコミを、個別に顧客から募ったりすることができません。
否定的な口コミの投稿は、「ただ文句が言いたいだけなのか、それもとお店の落ち度があることなのか」、あなた自身が口コミを見て、しっかりと見極めていくことも必要になっていきます。
そこにお店があって、食事を提供してくれるから、私たちもそのお店にご飯を食べにいくことができます。
「お客様は神様」という言葉には疑問を抱きますが、お店もお客様あっての商売。
みなさんが嫌な思いをしないために、Googleマップの口コミを上手く利用して、満足できる食事やアクティビティを楽しんでくださいね。
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