カナダは国際色豊かな国。
特にバンクーバーやトロント、そしてモントリオールなど大きな都市は、たくさんの国や文化や習慣が融合されているので、1つの都市でいろんなことを知ることができます。
食べ物のバリエーションも豊かで美味しいものもたくさん。
コロナ騒動以来、4年ぶりに訪問したカナダのモントリオールで、フランス系カナダ人の友達に『ビーバーテイル』というお菓子の存在を教えてもらいました。
ビーバーテイル…?
初めて知ったスウィーツ、ビーバーテイル。
カナダには過去に2年半滞在していたにも関わらず、ビーバーテイルの存在を知らなかった私。
動物のビーバーのしっぽみたいな形をしたドーナツに、色々乗っかっているお菓子でした。
これが、甘味の極みを行くような甘さなんだとか。
甘いものに目がない私は、ビーバーテイルをさっそく食べに行ってみました。
オタワ州発祥のスウィーツ『ビーバーテイル』
ビーバーテイルってどんなお菓子なの?
ビーバーテイルは、カナダのオタワ州発祥のスウィーツ。
ナンのような形をしたものを揚げた生地の上に、甘いものだったり辛い食材をトッピングした食べ物です。
ビーバーテイルの名前の由来は見た目の通り、「動物のビーバーのしっぽに似ている」から。
1978年にオタワ州のキラローで、「ペイストリー専門レストランチェーン」として創業して以来、今では140店舗以上ある人気のお店です。
カナダだけなくアメリカ、メキシコ、フランス、UAEにも店舗を展開しているレストランでもあります。
カナダ国内はオタワではなく、モントリオールを中心に店舗が展開。
フランス語でビーバーテイルズは、「キュー・ド・カストール」
初めてビーバーテイルズの存在を知ったときは、モントリオール発祥の食べ物だと思っていました…
モントリオールにきた人には、ビーバーテイルズもご当地グルメの1つとして、よく紹介されているみたいです。
プーティンがカナダ全域で食べられていますよね。
おかずがプーティンだとしたら、そのお菓子バージョンと捉えてもらえればわかりやすいかも。
日本で言えば、街に出てクレープを買って食べるような立ち位置です。
実は日本にもビーバーテイルがあった【2018年8月閉店】
北米では人気のビーバーテイルズ。
ビーバーテイルズについて調べていたら、ビーバーテイルズのホームページで店舗情報のページで『JAPAN』という文字を見つけました。
クリックすると、ビーバーテイルズがなんと日本にもあるではないですか!
東京の自由が丘に店舗があったのです。
日本に帰ってもビーバーテイルズが食べられる!
興奮しながらグーグルマップでビーバーテイルズの自由が丘店の住所をピンしようとすると、
「閉業」
という文字が見えました。
2018年8月に、日本の唯一の店舗であった「自由が丘店」は、閉店していました。
カナダにいたときは、シティーライフとは程遠い生活をしていた私。
街で流行っているものや、みんなが街でよく食べるものについては、ほとんど知りませんでした。
もっと早く知っていたら日本にいたときも食べれたのに…
後悔しても、もう遅い。
また日本で、復活してくれることを心から願っています。
甘々の極みのブラウニーを注文した
今回は、モントリオール旧市街地の店舗にお邪魔しました。
旧市街地のど真ん中に位置しています。
オールドモントリオールを満喫しながら、甘いものを食べたいときにふらっと寄れてしまいます。
私が足を運んだ日は雨が降っていましたが、レジには結構な人が並んでいました。
ビーバーテイルズのラインナップは、12種類から。
THE CLASSIC/ KILLALOE SUNRISE™/ HAZEL AMOUR™/ BANANARAMA™/ APPLE PIE/ AVALANCHE™/ TRIPLE TRIP™/ COCO VANIL’™/ MEHPLE/ BRWOWNIE™/ STRAWBERRY CHEESECAKE
ビーバーテイルズのほかにも、
アイスクリーム、ドリンク、1口サイズのドーナツ、ポテトフライ、プーティン、ホットドッグ、
さらには、ビーバーテイルの生地の上に、プーティンが乗っているものも販売していました。
本来のクラシックなビーバーテールは、「シナモンと砂糖」の組み合わせ。
初めて食べるなら、クラシックのもを頼むべきなのかもしれません。
シナモンがそこまで好きでない私は、チョコレートたっぷりの『BRWOWNIE』を注文しました。
名前だけでも、ずっしりとした感じが伝わってきます。
Wが1つ入るだけで、名前の雰囲気が変わって好きです。
BRWOWNIEのトッピングはと言うと、
チョコレートの王道ヌテラ様(ヘーゼルナッツチョコレートのペースト)が、生地の上にたっぷりと塗られ、その上に小さなブラウニーとホワイトチョコレートが、トッピングとしてたくさんちりばめられた一品。
ビーバーテールを店内で食べたい人は、レジを通り過ぎるとイートインができるスペースがあります。
テーブルの数は3、4テーブルくらい。
入り口から入って右手側にもベンチがあって、座れるスペースがありました。
ビーバーテイルオリジナルTシャツ、パーカーも販売していました。
私たちは入口から入って、右手側にある赤いベンチに座り、ビーバーテイルを食べることにしました。
口に入れようとするとヌテラ、ブラウニー、ホワイトチョコレートがこぼれそうなくらい溢れます。
そして甘い。
本当に甘い。
激アマの中の、激アマのスウィーツ。
ヌテラも惜しまなく塗ってくれているので、すっごく口当たりがもったりします。
今までに食べたスウィーツの中で1番甘かったかも。
ここまで甘いスウィーツは、日本ではなかなか経験できません。
とにかく甘いと、何度も言ってしまいたくなるのと同時に、歯がキーンとするような甘いビーバーテイル。
だけど、この甘さと揚げられた生地が妙にマッチするんです。
甘いのは承知で、普通に美味しいです。
そしてビーバーテイル、結構サイズが大きい。
このときの私はそこまでお腹もすいていなかったので、その場では全部食べきれず。
お家に持って帰ることに。
揚げ物と甘味なので、全部食べるとお腹がもたれます。
結構がっつりなので、ビーバーテイルを食べると決めたら、気合を入れてお店に挑んでください。
店舗情報
Queues de Castor – BeaverTails (Rue Saint-Paul Est)
136 Rue Saint-Paul E, Montréal, QC H2Y 1G6 カナダ
営業時間:日曜~木曜11時30~23時00
金・土曜11時30~0時00
電話番号:+15145436912
【公式ホームページ】BEAVERTAILS
まとめ
カナダを中心に展開している、ビーバーのしっぽの形をした、激甘の揚げパンのようなドーナツ『ビーバーテイル』。
何度も言ってしまうくらい、甘い揚げパンのようなドーナツ。
だけど、食べると結構病みつきになってしまいます。
ビーバーテイルは、2018年8月まで日本にも店舗があって、現在は閉業されています。
日本では食べることができないビーバーテイル。
カナダを中心に、アメリカ、メキシコ、フランス、そしてUAEに140以上の店舗を展開して営業しています。
カナダにきたときは、1度でいいから試してほしい一品です。
みなさん、ハマって食べ過ぎないように気を付けてくださいね。
カナダにも美味しいものがありすぎて、カナダに住んでいたときに激太りした話も書いています。
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