英語を話せるようになりたいけど、海外まで行く勇気が持てない人も多いのではないでしょうか。
日本にいても、外国人と出会うことがなかったり、出会っても日本語話せる人だったり…
日本国内で英語を話す環境を、なかなか見つけられないですよね。
そんな日本国内でも、完全に英語環境で生活できる地域があります
それは、北海道の道央に位置するスキーリゾート地の「ニセコ」。
ニセコはウィンタースポーツが好きな人には、言わずと知れたウィンタースポーツの聖地。
実は、観光客やニセコのお店の店員も外国人が非常に多い地域でもあります。
私の友人で何人かニセコで働いていたことがあり、「英語を使う機会がとにかく多い」と話では聞いていました。
本当にそんなに英語環境なのかなぁ。
あまり自分の中で、ニセコが英語環境ということが、ピンときていなかったのが正直なところ。
そんな思いを持ちつつ、北海道に行く機会があったので、ニセコに実際に訪問して確かめてきました。
ニセコに行った感想をみなさんにお話したいと思います。
国内ワーホリ聖地「ニセコ」が英語の環境というのは本当だった
今回私がニセコに足を運んだときに、一緒に同行してくれていた人が、過去にニセコで働いたことのある友達でした。
友達が以前働いていた元職場へ私も一緒に行き、友達の同僚や友人たちに会いにいきました。
元同僚や友人たちは日本人ですが、基本的に海外在住経験のある人ばかり。
帰国子女の子や、海外在住経験の豊富な日本人がわんさか。
お店のオーナーは北海道の地元の方でしたが、ニセコにお店を出して働きながら英語を覚えたそうです。
ニセコにきてから英語を覚えた人もちらほらいましたよ。
私がニセコに訪問した時期は9月の上旬。
そして、お店に連れてくる仲間の中にも外国人がちらほら。
さらにニセコではまだシーズンが始まっていないにも関わらず、来店するお客さんの9割は外国人でした。
正直ここは本当に日本なのかと疑うくらい、本当に外国人が多かったです。
お店のスタッフも元同僚も友人も、英語を普通に話す人たちばかりで驚愕。
ニセコが英語環境というのは本当でした。
ニセコはどこにある?
そもそもニセコって、どこにあるのって疑問に思う人もいるはず。
私も北海道にあるのは知っていましたが、どこに位置するのか知りませんでした。
ニセコは、北海道の道央エリアの後志(しりべし)地方に位置する地域。
東には羊蹄山、北にニセコアンヌプリを含む、ニセコ連山を望むリゾート地。
倶知安町からニセコ町のあたりを、「ニセコエリア」と呼んでいます。
車で札幌からだと約2時間、小樽からだと90分くらいです。
パウダースノーが世界最高峰と言われるほど、上質な雪が降ることで有名な国際的なスキーリゾート地。
極上のパウダースノーでウィンタースポーツをするために、世界中からやってくるため、北海道のニセコにワーホリで滞在している外国人も多いです。
冬のアクティビティのイメージが強いニセコですが、ニセコで楽しめるのは冬のシーズンだけではありません。
ニセコは、登山やトレッキングを楽しめます。
またニセコには尻別川が流れているので、「カヌー、ラフティング、釣り」といったアクティビティも楽しむことができます。
ニセコの景色は海外のスキーリゾート地みたいだった
海外観光客でにぎわっている北海道のニセコ。
近年では、海外からの観光客や移住者に増えてきていることに加え、海外の企業や投資家たちが参入して、ニセコの観光施設を運営しているところがほとんどです。
富裕層向けの観光地として、開発が著しく進んでいる地域でもあります。
観光者の対象者が、日本人よりも外国人(特に富裕層)に向けた開発をしているため、宿泊施設も高級なホテルやコンドミニアムだらけ。
ニセコは、1泊10万円以上する高級施設がたくさんで驚きの連続。
観光客のターゲットが富裕層の外国人観光客なため、外の看板やお店の案内は全て英語表記。
町の外観も、欧米の高級リゾート地と何ら変わらない外観なので、ニセコの中心エリアにくると、海外にきているのかと錯覚してしまいます。
ニセコで働いて世界が変わった(友達のエピソード)
ニセコに行く前に、一緒に北海道にきていた友達が、過去にニセコに住んでいたときの話をしてくれました。
彼女が1番初めにニセコで働いたのが、今から15年ほど前。
スノーボードを楽しむために、リゾートバイトでニセコへ行ったのがきっかけでした。
(リゾートバイトを考えている人は、おすすめのリゾートバイト会社4選の記事を書いています。)
上質なパウダースノーに感動したのと同時に、外国人の利用者が多いことにも驚いた。
外国人の多い環境で生活する中で英語を使う機会が増え、海外で英語を使って住んでみたいと思い始めた友達は、ニセコでリゾバをした後は、ワーキングホリデーで日本を出てニュージーランドへ。
そして、ワーホリが終わって帰国後、ニセコへ戻ってバーで働いていました。
久々に戻ったニセコは、初めてニセコで滞在していたときよりも、外国人の滞在者数が更に増えていていたそうです。
職場では、ほとんど英語でのやりとり。
お店にかかってくる電話ですら、英語での対応。
日本語で話すときは、日本語が話せるスタッフと会話をするときだけ。
時々来店される日本人のお客さんに接客する時が1番緊張していた。
お客さんの9割が外国人だから、ときどきやってくる日本人のお客さんへの接客を、どうしたらいいかわからなくなるくらい英語での接客がほとんど。
英語だと結構カジュアルな接客になるから、日本人への接客に切り替えるのが難しくなってしまう。
ニセコに住んでいたときは職場だけでなく、日常生活でも外を歩けば外国人ばかり。
ニセコの職場で出会った日本人スタッフたちと、ご飯を食べに行って話しかけてくる人も外国人だったそうです。
ニュージーランドで暮らしていたときよりも、ニセコで働いていたときの方が英語力が向上した体感があった。
と話していました。
私自身も、昔からニセコは英語環境という話は聞いていました。
日本で英語環境なのは、たまに来る外国人観光客や、ワーホリでスキーやスノボーをしにきた外国人がいたら話しかける程度だと思っていた私。
私が想像していた以上に、英語環境だったことに少し驚きを隠せませんでした。
実際にニセコに行ってみた
今回北海道に足を運ぶのが、人生で初めて。
一緒に北海道に訪問した友達が、リゾバで北海道各地に住んでいた過去があります。
ニセコもリゾバで滞在していた町の1つ。
現在も、ニセコに友達の知り合いがたくさん住んでいて、知り合いたちに会いに行くとのことでした。
なので友達に便乗して、私も一緒にニセコへ行ってきました。
ニセコへ訪問した時期が、2023年9月の上旬。
夏の時期は、スキーシーズンの冬に比べるとそこまで忙しくはなく、ニセコのセンター街であるヒラフの街を通っても、歩いている人はちらほらとしかいませんでした。
ゆっくりヒラフの街を周ったあとは、友達の元職場へ顔を出しに。
ラーメンをメインに出しているバーで、お酒を飲んだ〆にラーメンが食べられる最強のバーでした。
当時友達が一緒に働いていた同僚も、現役で働いていたこともあり、友達と同僚たちは5年ぶりの再会を喜んでいました。
そのあとに、同僚の友達たちがどんどんお店に集まってきて、みんなで飲むことに。
仲間の中にもフランス人の友達もきていて、そのフランス人はニセコ在住歴7年なので日本語も話せますが、基本的には英語でみんな会話。
お店にいる日本人は、みんな英語が話せるという、なんとも不思議な光景でした。
みんなが集まるこのラーメンバーは、冬のハイシーズンになると、外は雪が降り積もる中でも、お店には常に行列になるほどの繁盛店になると教えてくれました。
あたたかいラーメンがきっと身体に染みますよね。
日本のラーメンは、外国人にとても人気。
夏の閑散期と言われている9月でさえ、このお店にラーメンを食べにきているお客さんは全員外国人でした。
ここのお店はテラスに出れるのですが、日が暮れたあとに知り合いから電話がかかってきたので、テラスに出て折り返しの電話をしようとしました。
テラスの入り口のそばに座っている男性2人からこう言われました。
さっきテラスの街灯に、大きな蛾が集まってたから気を付けてね。
北海道の蛾は、本土の蛾よりも大きいのです。(大きなリボンをつけているみたいな大きさです)
彼らは日本人ではなく、日本語ではなく英語で教えてくれました。
私は幸いにも英語が理解できるので、彼らの一言にとっさに英語で返しました。
この会話の後に冷静に考えると、
ここは日本だけど普通に英語で話しかけてきたな…
ニセコに住んでいる日本人は、基本的に英語が話せる人が多いです。
私の見た目は、普通に日本人。
彼らはそんな私にでも、何の疑いもなく英語で話しかけてきた。
そしてふと思ったのです。
こんな風景が日常だったら、英語が話せない人でも嫌でも英語を話さないといけない環境だと。
ワーホリは日本のニセコでも体験ができる
実際にニセコに行って、ニセコに住んで働いている人たちと交流してわかったのは、
「海外に行かなくても、ワーホリのような体験がニセコででもできる」ということ。
話しかけてくる外国人も、普通に英語で話しかけてくるし、街の雰囲気も海外のスキーリゾートそのもの。
この光景を体験したときに、ワーホリで海外に滞在していたときのことを一気に思い出しました。
ニセコのヒラフの街並みをみたときは、カナダのウィスラーを思い出させるような風景でした。
お店に遊びにきていた日本人の中で1人だけ、英語を話せない子がいました。
ここまで英語環境と知らずにニセコにきて、ニセコにきた当初は全く英語がわからなかったそうです。
ワーホリや留学している子たちに比べて英語は話せなかった彼女。
「ニセコで働いて4カ月くらいで、英語で話す相手が何を言っているのか理解できるようになって、必要最低限の仕事で必要な英語を覚えることができた。」と言っていました。
語学留学だけでなく、異文化に興味があったり、旅が好きな人は海外に渡って、直接自分の肌で海外を体感する体験をすることも大事。
だけど、語学だけを伸ばしたいと思う人は、ニセコへ行く方が手っ取り早い英語取得の手段だと、実際にニセコへ訪れて感じました。
海外に行かなくても、ワーホリを日本で実現できるのはニセコということを確信をしました。
まとめ
上質なパウダースノーを求めて、世界中からウィンタースポーツを楽しみにやってくるスキーリゾート『ニセコ』は、ウィンタースポーツを楽しむばかりではありません。
近年では、観光者のターゲットを外国人にしているニセコでは、外国人観光者だけではありません。
ワーホリで滞在していたり、ワーホリからそのままニセコに滞在する外国人もたくさんいらっしゃいます。
ニセコで働いていても、お店に行っても外国人ばかりなので、普段の生活の中で英語を使うことが日常です。
私がニセコに訪問したのが夏だったので、ニセコの街にはそこまで人がいなかったものの、入ったお店のお客さんは全員外国人。
以前ニセコに住んでいた友達の元職場で、現在も働いているスタッフの仲間内にも外国人もいて、会話はほとんど英語。(一緒にいる日本人はみんな英語が話せます)
ハイシーズンの冬になれば、もっと外国人が増えることを考えると、英語を話さざるを得ない状況になるのは想像がつくかと思います。
ニセコに住んでいれば、英語で会話することが必然になるので、海外に行かなくても英語を上達することが可能だと、実際にニセコに行って確信することができました。
英語を習得したいけど、海外に行くには抵抗があったり、予算の関係ですぐに行けなかったり理由はいろいろあると思います。
そんな人には、「今すぐニセコに行け」と私は答えます。
壮大で自然豊かなニセコで、今までに体験できなかったことをたくさん経験していろんな人と出会って素晴らしい人生にしていきましょう!
ニセコに行くならリゾバでお金も稼いで、英語も習得!
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