ここ数年で日本は円安が進み、海外旅行しても以前のような安さを実感することができなくなってきました。
日本の円安が進まなくても、ヨーロッパ圏は何時の時も日本に比べて物価が高いです。
ただでさえ物価高いのに、円安で追い打ちをかける価格…
海外旅行に行くなら、日本円で支払う限り海外の価格の高さから逃れることができません。
毎食を外食をしようものなら、旅行が終わるころにはヒーヒー言うことになるでしょう。
数日だけの滞在であれば、贅沢するのは許容範囲。
だけど、1週間から数週間と滞在する期間が長くなればなるほど、食費はみるみるうちにかさんでいきます。
あまりケチケチしたくないけど、できれば海外旅行先でも節約しながら、美味しいものもたくさん食べて満喫したいところ。
そんな人には、現地のスーパーや市場で食品を買って、自炊することをおすすめします。
「数日から1ヶ月くらい」の滞在を予定している人、特に物価高のヨーロッパ、アメリカ、オセアニア地域に旅行に行く人へ参考になるお話です。
円安で海外の物価が余計に高くなる
海外に住んで海外の通貨で資金があれば、あまり気にすることのない話。
ですが、日本から日本円を持って、海外旅行に行くと話が変わってきます。
やっぱ海外の物価高い
— 戦車乗りアパム二等兵🧠 (@bf_tank) March 23, 2023
と言うより、円安なのと日本が安いだけなのかも
朝飯で¥3000〜5000円ぐらいするわ
なので、ランチ食べてない笑笑
2年前は1バーツ3.3円で円安が激進みしてる、、、。タイのデパートの物価も東京レベルになって海外旅行は富裕層しか行けないのが現実になりつつある。欧州も同じく物価高いし、昨日ドイツで行った寿司も2000円した🥲
— しかぁ (@2000_shikaa) November 10, 2023
タイの情報に関しては界隈で1番美人な女忍者さんが詳しいのでフォロー必須! https://t.co/yFgqYNb7qA pic.twitter.com/vNoLRDJbHE
物価の安いと言われていたタイですら、日本とほとんど変わらないくらいに物価高が著しい近年の世界情勢。
私も去年カナダに4年ぶりに足を運んだときに、物価高と円安の影響で、1カナダドルのレートが100円越えしていたことに豹愕した記憶が新しい今日この頃。
世界各国で著しい物価が上昇していく中で、日本も物価が上がっています。
ですが、日本では経済が30年間変わらず、給料も上がることもない悲しい状況。
余計に海外の物価が高く感じてしまうのが現状です。
ヨーロッパや大陸で周遊する人は特に、毎食が外食となると、マクドナルドでもセットで最低1,500円くらいはかかります。
さすがに毎食マクドナルドは重いし身体にも悪いので、他のレストランへ行ったとしても、飲み物とメインメニューを頼んでも最低3000円
海外旅行好きにとって、今の状況はかなり世知辛い…
世界のビッグマック指数で物価の高さがわかる
世界の物価は、「マクドナルドのビッグマックの価格を見ればわかる」と言われるくらい、世界各国の物価の高さをわかりやすく確認することができます。
英国の経済紙エコノミスト(The Economist)が、世界各国のビッグマックの平均価格を、米ドルで換算した金額を年に2回発表しています。
なぜマクドナルドのビッグマックで指数を計れるのかというと、以下の理由でビッグマックを基準にしています。
ビッグマックは世界共通の商品であるため、どの国でもビックマックのコストは同じであり、値段の差はそれぞれの通貨の購買力の差を表しているという考えのもとに成り立っています。
引用先:Statista 「2023年ビッグマック指数」
2023年7月の各国のビッグマックの価格が、以下のように発表されています。
2023年の7月時点で1番ビッグマックの価格が高い国は、北欧のスイスの7.73米ドル。
日本円に換算すると、なんと1093.97円(2024年1月2日時点)
ビッグマック1つで1,000円越え。
ユーロ圏は5.82米ドル(823.66円)、アメリカ合衆国では5.58米ドル(789.70円)、ニュージーランド5.04米ドル(722.66円)、オーストラリア5.02米ドル(719.79円)、カナダは4.57米ドル(655.26円)。
そして日本は、3.17米ドル(448.63円)。
先進国の中でビッグマックの価格は、日本がダントツに最安値です。
日本でも物価が上がったとはいえども、世界基準でみてしまえば、日本の物価の安さを改めて実感することができますね。
自炊するならキッチン付きのホステルや民泊に滞在する
旅行に行くなら、美味しいものを思いっきり食べたい。
だけどヨーロッパやアメリカみたいに、物価が高い国で日本の感覚で毎回外食をしてしまうと、想像を超える金額に驚くことになるでしょう。
ミシュランのレストランや、現地の人の手で作った料理を食べることを目的にしている人であれば、どんな金額でも後悔することなく出すことができるでしょう。
中には、観光を目的としていたり、旅の予算が限られている人もいます。
限られた費用の中で、少しでも現地のグルメをできる範囲で満喫したい。
そんな人には、旅行先で「自炊する」選択肢を入れるのはいかがですか?
ホテルだと、キッチンがついていないお部屋がほとんど。
宿泊先はホテルではなく、ホステルや民泊に宿泊するのはどうでしょう?
キッチンがついている宿泊施設に滞在すれば、鍋やフライパン、お皿などのカトラリーのキッチン用具は完備。
キッチン用具は持っていかずに、食材だけ持ち込めばすぐに調理が可能です。
買っておくといい食材と調味料
自炊するにあたって必要なのは、「調味料」。
ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアに関わらず、とりあえず下記のものだけあれば、調理することができます。
塩・こしょう・油
以上。
本当にシンプルな調味料です。
素材の味を楽しみたい人は、シンプルイズベストでいきましょう。
調味料余ると嫌だから買いたくない。
そんな人は宿泊している共有キッチンに、フリーの調味料を置いているところが多いので、確認してみてください。
調味料持ち歩くの嫌な人は、以下のものを現地で購入するといいでしょう。(ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアどこでも手に入るものです。)
‐味がついているソース瓶、レトルト食品
‐味がついた缶詰
‐味がついているソース瓶、レトルト食品
食べ物は好みがあるので、あくまでアイデアとしてご参考程度に。
袋や瓶の中に入っているオイルやソースには、味がついているし滞在中に消費できるものです。
塩コショウや油で味付けしなくても、しっかりと味がついているものばかり。
‐味がついたツナ缶
海外のツナ缶は、いろんな味がついているものがあるのです。
カナダにいたときに良く使っていたブランドのツナ缶。
got this lovely gifted VoxBox in the mail some time ago! just tried some today! must say it tastes really good and perfect for quick snacking or incorporating in dinners. I'm particularly loving the flaked light tuna in spicy thai chili & it gives so much kick of flavor. pic.twitter.com/BmxMHfSfMv
— Hadiya (@hadiyablogs) June 13, 2019
レモンやペッパー、ガーリックなど、5~6種類くらい味があった記憶があります。
茹でたパスタに和えるだけでもいいし、サラダと混ぜたり、サンドイッチの具材として入れたり、おかずだけでなく味付けとしても食べれてかなり重宝していました。
味がついたツナ缶は、国によって置いていないかもしれないので、訪問した国のスーパーにあったらラッキー。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダにはありました!
カナダにあるものは、大体アメリカにもあるので探してみてください。
ちなみに、私はヨーロッパに行ったことがないので、UK在住経験あり、ヨーロッパをバックパッカーしていた友人に、ヨーロッパの味付きツナ缶があるのか尋ねてみました。
味付きのツナ缶あったよ!私も常備しててサンドイッチやパスタに入れてたべてた!
彼女もヨーロッパで、私と同じような食べ方で、ツナ缶を使っていました!
それだけ味付きツナ缶は、便利な一品。
気になる人は是非買ってみてください。
友人は、バックパッカーをするときに常備している調味料も教えてくれました。
私は「顆粒だし」「しょうゆ」「チリフレーク」を小さい容器に入れ替えて海外旅行していたよ。
洋食の料理と和風のうまみの相性が良かったりします。
だしの味を入れたい人は、小分けにされている顆粒だしを日本から持っていくのもありかも!
彼女はそれだけでなく、主食はどうやって食べていたのかも教えてくれました。
主食は米のかわりにオートミールを主食として食べてた。
オートミールを主食?
どういうことなのか詳しく聞いてみました。
オートミールはお湯でふやかすと、おかゆみたいになるし味もしないから、お湯を入れるときに出汁を入れて塩昆布も混ぜて食べてた。
私のオートミールのイメージは、メープルやはちみつを混ぜて食べる甘い食べ物。
甘い蜜ではなくて出汁にして食べても、すごく美味しいんだとか。
このレシピだと、日本でもできますね!
旅をすると、いろんな知恵やアイデアが出てきて面白いですね。
現地で安く購入する便利な食材たち
調味料の次は、現地で食材を購入しましょう。
「ヨーロッパ・アメリカ・オセアニア地域」の滞在で、現地で購入するといいものをまとめてみました。
◆パスタやお米の乾物
◆生ハム、サラミ、チーズなどの加工食品
◆Tボーンステーキやラム肉
◆パスタやお米の乾物
これは主食にして食べるものです。
海外で日本米は高いですが、他の種類のお米だと安価に手に入って、スーパーにもいろんな種類のお米が売られています。
パスタの種類も豊富なので、お好みのもの、食べたことないものにチャレンジしてみてください。
◆生ハム、サラミ、チーズなどの加工食品
加工食品は王道ですね。
かなり鉄板ではありますが、日本で高級品の海外のお肉やチーズの加工食品は、押さえておきたいところ。
ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアのお肉やチーズの加工食品は、日本に比べてかなり豊富にあります。
上記の地域はヨーロピアンも多く、酪農の盛んです。
日本人よりもお肉も乳製品の摂取量は、はるかに多いです。
しかも、海外の加工食品は、スーパーでも量り売りをしているので、自分の食べたい量だけ購入して、なくなったら別の種類を試してみたり。
飽きることなく、日本では食べられない様々な種類の加工食品を食べることができます。
◆Tボーンステーキやラム肉
ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアに行くならステーキも押さえたいところ。
日本よりもお肉の消費量が多い西洋の文化では、スーパーに行けばお手頃で大きなお肉が売っています。
レストランで食べたら40ドル、50ドルするようなものも、自分で焼いてしまえば、牛ステーキ1人前だと10ドルくらいで買うことができます。
ニュージーランド、オーストラリアであれば、新鮮で臭みの無いラム肉を手軽に購入ができます。
お肉を食べる人は、シーズニングのスパイスやハーブを現地で調達してかけても美味しいです。
多めに作って次の日の朝食やランチで食べる
お昼外出する日の天気が良ければ、調理したものをスナックや昼食として宿から持っていくのもあり。
パンやバケット、クロワッサンを購入して、野菜、ツナ、サラミ、チーズなど、お好みの具材を挟んでサンドイッチにして持っていく。
前夜に作った食べ物をタッパーに詰めて、お弁当として持っていく。
観光したあとは、公園を見つけてベンチに座って持ってきた食べ物を食べる
持参していれば食べたいときに食べられて、レストランで並んだり、滞在する時間を気にする必要がなくていいですよ。
美味しい空気でゆっくり食べられるし、お腹が空いて動けなくなる心配もなし!
食材買う前に冷蔵庫のスペースをチェック
ホステルで料理をするなら、冷蔵庫のスペースを確認してください。
たくさん食材買ったのに、冷蔵庫パンパンで入りきれないな…
ホステルなどの安宿にある冷蔵庫は、他の宿泊客と共有で使用します。
買いすぎると冷蔵庫にスペースがなくて、入りきれない可能性もあります。
なので、食材を買いに行く前に一度冷蔵庫のスペースを確認してから買い物へ行きましょう。
食材を買うときは、冷蔵庫の中のスペースがどれくらいあるのか、把握する。
主食の米やパスタなどの乾物を買っておくと、冷蔵庫のスペースをとることなく常温保存できていいですよ!
冷蔵庫のスペースがなくても、常温保存できるお米やパスタの乾物があれば完璧。
まとめ
海外旅行に行くと、訪問する国によって変わる物価と為替レート。
近年は、世界中の国が物価高が著しくて、特に日本は円安の影響で、海外旅行に行くと余計に他の国への旅行が高くついてしまっています。
物価や円安の影響で海外旅行へ行きづらい人も、現地での食費を少し工夫して、楽しみながら出費をおさえることで、海外旅行に行くハードルが少しでも下がるはずです。
自炊をするために、スーパーや市場などを利用することで、食材探しをしているうちに、気が付いたら現地の食材にも詳しくなっていたり。
そして何よりも、外食するよりも気軽に安価にグルメを楽しむことができます。
日本では見かけない珍しい食材や食品に挑戦して、現地の食を思いっきり満喫して旅を楽しんできてください!
海外旅行でお買物するなら、海外為替手数料を格安にしてくれるWiseのデビットカードを持っていきましょ。
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