こんにちはImoです。(@imo_nomadvlog)
モントリオールには、美味しい食べ物がたくさんあります。
モントリオールに来たら食べるべきものの中に、
・プーティン
・スモークミート
・ベーグル
の3点が必ず挙がってきます。
ベーグルも有名だなんて知らなかった。
モントリオールに行くまで、何も知らなかった私。
幸いなことに、フランス系カナダ人の友達と仲が良く、モントリオールに遊びに行くときは、友達がモントリオールのあれやこれやを教えてくれてます。
モントリオールにきたら、必ず食べてほしい1つが『Fairmount Bagel(フェアモントベーグル)』というベーグル屋だということを言っていました。
行くっきゃないでしょ!
ということで、フランス系カナダ人の友達と一緒にフェアモントベーグルに行ってきました。
ベーグルは「ニューヨーク式」と「モントリオール式」の2つがある
ベーグルと言えば、ニューヨークが有名。
ニューヨークとモントリオールにはユダヤ系の移民が多く、彼らがこの2つの地でベーグルを広めたことがきっかけで、ベーグルが多くの人に食べられるようになりました。
モントリオールとニューヨークは近いですもんね。
歴史のあるベーグル。
実は「ニューヨーク式」と「モントリオール式」の2つの手法があるのです。
モントリオール式のベーグルの食感は、しっかりと弾力のあるニューヨーク式ベーグルに比べて、もちもちして、ほのかな甘みがあるのが特徴。
その理由に、2つのベーグルの材料と作り方に若干違いがあるからです。
ニューヨーク式 | モントリオール式 |
材料 ・小麦粉 ・砂糖 ・塩★ ・ドライイースト <茹でるときに入れるもの> ・モルトパウダー★ | 作り方 ・小麦粉 ・砂糖 ・卵★ ・ドライイースト <茹でるときに入れるもの> ・はちみつ★ |
焼き方 ガスで焼く★ | 焼き方 窯で焼く★ |
モントリオール式では、塩を使わずに卵を使用。
そしてベーグルを茹でるときには、お湯の中にはちみつを入れて作ります。
更に窯で焼き上げるので、外はさくっと中はモチモチのベーグルを作ることができるのです。
さらに、ニューヨーク式とモントリオール式では、ベーグルの真ん中の穴の大きさにも違いがあります。
ニューヨーク式ベーグルは空洞が小さく、モントリオール式ベーグルだと空洞が大きめ。
モントリオール式ベーグルは、ニューヨーク式ベーグルよりも元祖のベーグルに近いそうです。
日本で私たちがよく食べているものは、ニューヨークベーグルがほとんど。
モントリオール式のベーグルに馴染みもないし、聞いたことがない人がほとんどだと思います。
もちろん私も知りませんでした。
日本でもモントリオールベーグルを食べられるお店を見つけて記事でまとめているので、食べてみたい人は是非試してみてください。(近くにお店がなくても、オンライン販売をしています)
モントリオール式ベーグル発祥の店『Fairmount Bagel』
モントリオール式ベーグルの発祥の地として、名高いフェアモントベーグル。
フェアモントの原点は、移民であったIsadore Shlafman氏によって「Montreal Bagel Bakery」として、1919年に最初にオープン。
1949年に、現在の場所に位置するフェアモント通りに移転、そして今のお店の名前である「フェアモントベーグル」に変わった今も、変わらず営業しています。
フェアモントは代々家族経営でお店が受け継がれていて、今は3代目のお孫さんが経営されています。
昔から変わることのない手法で、同じ味を守り続けている老舗のフェアモントベーグル。
モントリオールには、フェアモントベーグルのほかに、「サン・ヴィエトー・ベーグル(St–Viateur Bagel)」というベーグルショップも、フェアモントベーグルと同様に名前が挙がってきます。
フェアモントベーグルからすぐ近くにお店があります。
こちらのベーグルショップも1957年に創業以来、フェアモントと同じくらいみなさんから愛されているベーグルショップでもあります。
フェアモントベーグルは1店舗だけですが、サン・ヴィエトー・ベーグルは本店のほかに何店舗かあるので気軽に食べにいけるのがいいですね。
Fairmount Bagelは24時間営業のベーグルショップだった
ベーグルショップやパン屋さんと聞くと、朝早くオープンして夕方には閉まるイメージ。
日中だけ営業しているのかと思いきや、フェアモントベーグルはなんと「24時間営業」。
フランス系カナダ人の友達が教えてくれました。
仕事前の朝食を食べるためにベーグルを買いにきたり、夜はお酒を飲んだ後の〆でベーグルを食べるのがケベクアスタイルよ。
※ケベクアはケベック州に住んでいる人のことを指します。
ベーグルって聞くと、なんだかおしゃれな響きがするのは私だけでしょうか。
フェアモントのベーグルは、地元の人たちから根強く愛されていることが友達の一言でわかります。
ちなみに先ほどご紹介したサン・ヴィエトー・ベーグルも、フェアモントベーグルと同様に24時間で営業しています。
モントリオールの人にとってベーグルは、いつでも手軽に食べられる身近なもの。
いいなぁ、こんなに気軽に美味しいベーグルを手軽に食べれるなんて。
できたてベーグルを食べるのがケベクアスタイル
車を停めて、お昼すぎにフェアモントへ行きました。
平日なこともあり、行列はなくお店も落ち着いていました。
お店に入ると、ベーグルを作るキッチンがレジのすぐ後ろに見えます。
写真の手前にあるオレンジのバスケットには、焼きあがったベーグルがたくさん。
ベーグルの種類は、
・セサミシード
・ポピーシード
・プレーン
・カラムシード
・オニオン
・ガーリック
・オールドレッシング(オニオン、ガーリック、カラムシード、セサミシード、ポピーシード、粗塩)
・ミューズリックス(ライ小麦フレーク、オートミール、キビ、セサミシード、レーズン)
・パワーベーグル(レーズン、クルミ、ヒマワリの種、セサミシード)
・全粒小麦(セサミシード)
・マルチグレイン(セサミシード)
・ブルーベリー
・チョコレート
・シナモン&レーズン
・プンパニッケル
・ニューヨークプレッツェル
・ボゾ(ツイストされた大きなベーグル。セサミ‐シードとポピーシードが反面ずつまぶされている)
・スウィートベーグル(ビスコッティに似たもの)
・マッツォブレッド(平たいパン。セサミシード・ポピーシード・ガーリック・オニオンの4種類)
・ベーグルチップス
・ミニベーグル
◇値段◇
1ピース1.25$~、1/2ダース6.90$~、1ダース13.75$~(2023年10月時点)
ラインナップを見るだけでも、たくさんの種類の味があって、どれを選べばいいか悩んでしまいます。
人気のベーグルはセサミベーグルが定番の人気だそう。
私の友達が、店員さんに1番の出来立てのセサミシードのベーグルを頼んで買ってくれました。
お値段も安いものだと、1.25ドルから。
お手軽にベーグルを楽しむことができて、いろんな味を買って試すことができますね。
モントリオールベーグルは、クリームチーズにスモークサーモン、そしてケイパーを散らして食べるのが美味しい食べ方。
だけど、外はサクサク、中は軽い弾力にほんのり甘いベーグルは、何もつけずにそのままでも美味しく食べられます。
セサミをボロボロとこぼしながら、友達と「美味しいねぇ」と言いながら頬張って、あっという間に食べ終わりました。
出来たてのフレッシュのベーグルを食べるのが、至福の幸せ。
フェアモントのベーグルは、温かいものだけでなく冷めても美味しいのです。
現地の人はベーグルをまとめて買って、冷凍庫に入れて保存している人も多いんです。
私たちは、後日フェアモントベーグルに戻って、6個入り(1/2ダース)のベーグルを2セットを購入。
1セットは、いつでも食べれるように、、もう1セットは冷凍庫に保存していました。
店舗情報
Fairmount Bagel
74 Av. Fairmount O, Montréal, QC H2T 2M2 カナダ
営業時間:24時間営業
電話番号:+15142720667
アクセス:オレンジライン「Laurier駅」から徒歩約11分
【公式ホームページ】Fairmount Bagel | Montreal Bakery | Hand made bagels
【インスタグラム】fairmountbagel
【フェイスブック】Fairmount Bagel Bakery
まとめ
モントリオールではベーグルがよく食べられていて、ベーグルにも「ニューヨーク式」と「モントリオール式」の2種類があることを知りました。
そんなモントリオール式のベーグル発祥と言われている「フェアモントベーグル」は、24時間営業。
ベーグルのフレーバーも豊富。
1個売り、6個入り、12個入りから選ぶことができます。
出来立てのフレッシュなベーグルを購入して、温かいうちにそのまま食べてもよし、
お家に持って帰って、クリームチーズとスモークサーモン、ケイパーを挟んで食べて、
残ったベーグルは冷凍庫で保存してもよし。
どんな風に食べても美味しいフェアモントベーグルは、モントリオールに来たら必ず食べてほしいグルメの1つです。
フェアモンベーグルの近くにある「サン・ヴィエトー・ベーグル」のお店に行って、食べ比べるのも面白いですね。
フェアモントベーグルまできたら『ジャンタロン市場』にも足を運んでみましょう。
モントリオールのソウルフードの1つ「シュワルツ」のスモークミートも召し上がれ。
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